新潟医学会の源は、明治十四年六月、東京大学医学部在学の新潟県関係者によって創設された「北越懇親会」に遡るとされている。その後「北越同窓会」と名称が改められ、明治二十九年四月には本部が東京から新潟に移された。
明治三十六年十一月には「北越医学会」と改称され、昭和八年本会創立五十周年記念が挙行されている。第二次世界大戦の影響を受け一時活動は中止されていたが、昭和二十年五月二十五日教授会の議を経て「新潟医学会」と改称され再生し今に至っている。
また、現在発行の新潟医学会雑誌は学会の機関誌・学術雑誌であり、明治20年の北越医会報の創刊から続く月刊誌である。 現在、新潟医学会は医学会の進歩発展を図ることを目的に医師、医学者および医学部卒業生並びに学生を会員として構成されており現在の学会員は学内約400名、学外約500名である。
主要な活動は集会の開催と学会雑誌の刊行にある。集会は年八回の例会と年一回の総会(例会を兼ねる)、セミナー(学士会共催・有壬セミナー)が定期的に開催され、学会雑誌は月一回六十頁前後のものが継続して刊行されている。
新潟医学会は、医学会の進歩発展を図ることを目的に医師、医学者および医学部卒業生並びに学生を会員として構成されています。毎月、第三土曜日に学術集会を開き、講演および討論を行います。また、新潟医学会発行の雑誌は新潟医学会の機関誌・学術雑誌であり、明治20年の北越医会報の創刊以来今年で132巻、通刊1334号になる月刊誌です。 興味のある方は是非本会へご入会下さい。
誌 名: | 新潟医学会雑誌
(NIIGATA MEDICAL JOURNAL) ISSN 0029-0440 CODEN:NIGZAY |
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発行形態: | 月刊誌、年間12冊発行(各号1,000部) |
発 行 所: | 新潟医学会 |
年 会 費: | 6,500円(新年度4月から翌年3月まで) |
新潟医学会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。
新潟医学会は、医学の進歩発展を図ることを目的として、新潟大学医学部医学科とともに歩みを続けている会です。会員は主に新潟大学医学部卒業生や関係者を中心に構成され、新潟県ならびに新潟大学における医学研究の発展と会員の教育に大きな貢献を果たしています。会頭は医学部長が兼任し、私が第32代の会頭になります。
本会の主たる活動は、集会の開催と学会雑誌の刊行です。集会においては、時々のトピックスに関連するシンポジウム、新潟大学医学部医学科の新任教授や新任准教授の講演、定年退職教授の最終講義などが企画されています。また新潟医学会雑誌には、そうした講演の記録や原著論文、総説、地方会の抄録などが掲載されます。
社会は情報化時代となり、また医学の細分化・専門分化により多様な研究会が立ち上げられ、県内でもさまざまな講演会やセミナーが催されています。そうした細分化・専門化の時代にあって、総合的立場に立つ新潟医学会の役割は、これまで以上に重要になっていると私は思います。
会員の皆様には、医学全般にわたる問題を討論する場としての本集会の役割をご理解いただき、ますます重要性を増す医師の生涯教育の場として、新潟医学会を大いに活用していただきたいと願っています。新潟医学会雑誌への投稿についても歓迎いたします。
新潟医学会では、これからも、一時代に即したテーマを選んで質の高い集会を企画するとともに、その内容を新潟医学会雑誌に記録して、会員への情報発信に努めたいと思います。一人でも多くの方が新潟医学会へご入会いただき、新潟医学会の活動に積極的にご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。